先輩に学び、「私らしい支援」を目標に!
富士本学園/小島春茄
中村立空さん/放課後等デイサービスみらい
元々は保育士や幼稚園の先生になりたくて、保育学部のある大学に通っていました。でも実習で幼稚園に行ったとき、自分の思っているような環境ではないと感じて、それなら保育士としての資格を活かせる場所で働きたいと思い、福祉施設で働くという選択肢に興味を持ち始めました。実際に障害者施設に実習に行った時も、ご利用者の方と職員さんがお話している様子や雰囲気が温かく感じて、福祉の現場っていいなという印象がありました。数ある法人の中で誠信会への入職を決めたのは、誠信会に入職していた大学の先輩がきっかけでした。二人で食事に行った時に、先輩が楽しそうに仕事の話をしていて「プライベートでもこんなに笑顔で仕事を話せるということは、いい職場なんだろうな」と感じて、私も誠信会に入ってみたいと思いました。
今は放課後等デイサービスみらいという、障害を持ったお子さんが通所する施設で保育士として働いています。支援学校に通っているお子さんたちなので、中々自分が伝えたいことが伝わらないことも多いですが、その分工夫をして、相手に想いが伝わった時はすごく嬉しいです。言葉だけでは伝わらない時には、表情や仕草を変えてみたり、絵カードを用いて伝えてみたり、1対1の場所を設定してみたり…。一人ひとりに合った方法を探って、過程を踏んで伝えられた時は「やった!」という気持ちになります。また保護者の方から「みらいで行った掃除がお家でもできました」なんてお話を聞かせて頂けた時は、みらいでの活動が子供たちの成長につながっていることを実感できて、やりがいを感じますね。
今の職場に感じる魅力は、職員同士の連携が密にとれていることです。「放課後等デイサービスみらい」と同じ敷地内に「地域生活支援センターせふりー」「通所生活介護らいと」という事業所があり、普段から関わり合っています。「みらい」に通所していたお子さんが「らいと」へ移動することもあったり、「せふりー」で「みらい」のお子さんの相談業務を行っていたりするので、職員同士で「その子はどんな子なのか」という情報や「今日こんなことがあった」など、普段から些細なことでも職員同士で共有しながら、利用されている方へのきめ細やかな支援につなげられています。
障害部門のみらいで働き始めて1年目ですが、以前は同じ誠信会の「誠信少年少女の家」という児童養護施設で4年間働いていました。誠信会には様々な部署があり、描けるキャリアの幅が広いところも法人の魅力のひとつだと思います。同じ法人でも施設ごとに支援の対象や内容が違うので、どこに行っても自分の成長につながるし、新しい経験を今後もどんどん積んでいきながら自分の学びにしていければと思っています。