お盆になりました、ご先祖様に感謝して過ごす期間になります。
「さて、皆さんにはご先祖様は何人いるでしょうか?」
これは、よくある説法ですがご存知でしょうか。
人には父と母が二人、祖父と祖母が父方・母方で4人、その前の代が8人、・・・10代さかのぼれば1024人、昔は遠縁の親戚どうしの結婚もあったでしょうから、これは単純計算ですが星の数のご先祖様がいたことになります。
「それでは、皆さんはご先祖様の何に感謝しますか?」
私は、ご先祖様の愛情だと思います。
仏説父母恩重経というお経には、親の愛情には十種の恩があると教えています。
一 胎内にて産まれるまで守護してくださる恩
二 産みの苦しみに耐えてくださる恩
三 産苦を忘れ、生子を慈愛の心で迎えてくださる恩
四 お乳をくださり、育てくださる恩
五 身をていして、寒さ暑さから守ってくださる恩
六 汚物も嫌がらずきれいにしてくださる恩
七 美味しく栄養のある食物を、先に子にくださる恩
八 命をかけて子を護ろうとしてくださる恩
九 子のことをいつでもどこでも心配してくださる恩
十 己が死んだ後にも子を守ろうと思ってくだる恩
父母の恩重きこと天の極まり無きが如し
昔は、子を産むことも育てることも命がけでした。
そんな星の数のご先祖様がいて、星の数の愛情が過去にも今にも存在して自分はいるのです。
オギャーと産まれて、最初に愛情をそそいでくれる親や家族、そして愛情をつないでくれたご先祖様に感謝する心を感じて、はじめて他人への感謝の気持ち(絆・縁)が育ちます。
お盆は、親の愛情を振り返り感謝の心を育てる期間です。
普段忙しくて、忘れがちなご先祖様の愛情を感じてください。
追記、
お盆は自分のご先祖様以外もお帰りになります。東日本大震災や天災・人災・戦争などで亡くなった多くの魂も帰ってきます。
お盆は、自分のご先祖様以外にも多くの魂にも手を合わせる、広い心を育てる期間でもあります。
私も、皆様のご先祖様・震災でお亡くなりになった皆様をはじめ『すべての魂のため』手を合わせます、合掌
理事長 長谷川文徳
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