「自未得度先度他の心」(じみとくどせんどたのこころ)
菩提心を発すというは、己れ未だ度らざる前に一切衆生を度さんと発願し営むなり。
道元禅師
「自分のことより先に、他の人の幸せを願い行動する」
もっとも人が身につけるべき心だと説かれています。
この菩提心を持たなければ、何も変わらず、何も始まりません。
これは、こころのあり方として特に重要なものです。
『共に助けあうことで生きている私たちは“皆の幸せが私の幸せ”と感じて行動することが大事です』そして人が目覚めるべきこころです。
先ず自分を言う人は、人との絆も幸せも得ることはできません。
さて誠信会では、職員皆様に理念を基に「誠信会の未来に向けて」創立50周年テーマを募集したところ、三銃士で有名な言葉『one for all , all for one』(ひとりは皆のため、皆はひとりのため)が選ばれました。
この『one for all , all for one』は、理念が活かされた言葉だと思います。
少し話は変わりますが、私は以前から、誠信会理念『群生和楽、すべての人々の幸せのため』すべての幸せのための後に続く文章は“なんだろう?”と考えていました。
“すべての幸せのために何をするのか?”まるで禅問答のようです。
きっと、その時代にあった答えを“自分で見つけなさい”と創立者から問いかけられているのでしょう。
私は、「すべての人々の幸せのため」の後には、『先に人の幸せを願い、皆の幸せが私の幸せになるよう,自ら進んで行動する』このような言葉が答えになると感じていました。
そう考えると、職員皆様が選んだ『one for all , all for one』は理念が活かされたテーマだと言えます。
誠信会の皆で大切にしていきたい心です。
理事長 長谷川文徳
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