『心の修行』趣旨
人には心があります、心は精神や魂とも呼ばれ人格を成すものです。そして、その人格には品格があり、心の育て方によって上品にも下品にもなって人柄や性格として表出します。
また、人は人格の持つ価値観によって善悪を判断します、そして、その価値観に正しい見識が育っていなければ、どんなに知恵や知識を得たとしても誤った道に進みます。だから、社会で起こる多くの悲しい出来事は、この人格によってひき起こされているとも言えるのです。
ゆえに、‶心の修行〟心の育成による人格形成は私たちの人生を大きく左右するものであり、社会にも大きな影響を与えるものです、だから、これからの社会ではとくに子供たちの心を育成する環境づくりが大きなテーマになると考えます。
さて、誠信会の理念は「群生和楽~すべての人々の幸福のため~」です。そして、その幸福は心が感じるものなので、‶心の修行〟心を育て「精神的な豊かさ」が身につかなければ、本当の幸せを感じることは難しいと思います。
また、私たち福祉の仕事においても精神的な豊かさが乏しければ、ホスピタリティ精神も培われず他者への思いやりに欠けた支援になるでしょう。
さらに、精神的な豊かさは、今日の私たちが目指すべき「多様性・公平性・包括性(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)」な社会のためにも大事であり、あまねくすべての人が平等にもつ「人権」が尊重されるためにも求められるべきものだと考えます。
したがって、誠信会では心の育成を大切に精神的な豊かさをもつ人格形成がなされるよう努めて参りたいと思います。
職員、ご縁の皆様には心の修行の言葉をお知らせして参りますので御参究のほどよろしくお願い致します。
社会福祉法人誠信会理事長
曹洞宗玉泉禅寺住職
長谷川文徳
記事に〝good〟してね (^_-)-☆
(Thank You Counter Button H26.4.18〜)