物事を深く広く観ることは大事だと思います。
例えば、耳から聞こえる『音』を観てみます。
音が聞こえると人は、思考をはじめ考えを追います。
それが、仮に車の音だったとします。
「車のエンジン音が聞こえる」
「エンジン音からするとスポーツカーだな」
「若い人が乗っているのかな」
「楽しいだろうな」・・・・・・・・
『音』が車の音に限定され、さらに突き詰めて細かく観ていきます。
確かに、ひとつの事を深く観ることは必要ですが、広がりを持って観る事も大事です。
意外と人は、物事を深く観ることは出来ても、広がりを持って観ることは苦手なようです。
これには、訓練が必要だと思います。
禅では、物事に捉われないように考えを追わない訓練をします。
例えば、前記の『音』で考えを追わないようにすると
「車のエンジン音が聞こえる」
ここで、車の音から連想することをやめます、するとまた別の音が聞こえてきます
「蝉の鳴き声が聞こえる」
ここでも、連想をやめます。
「遠くでも蝉の鳴き声が聞こえる」
「鳥の鳴き声も聞こえる」
「風が吹いてきた(風の音)」・・・・・
『音』から視点が外れず、広がりを持って観ています。
広がりを持って観るのは、意外と難しいものです。
物事を深さと広がり持って観るには、『捉われない視点』が要だと思います。
「こだわり、思い込み、常識、マニュアル依存、想定内」広がる思考を妨げる日常化したものは多くあります。
これに惑わされない思考が、本質で物事を観る目を養い、人を成長させ、変化を生み出していきます。
私もまだまだ、物事を『広く観る』ことができませんが、ひとつの点に捉われず、深く広く観ることを意識して過ごしたいと思います。
記事に〝good〟してね (^_-)-☆
(Thank You Counter Button H26.4.18〜)