理事長 「便利」

私たちが、都合や便利さを追求してきたことへの警鐘でしょか?

車が発明され、どこにでもいける便利さが生まれましたが、歩くことを少なくさせ足腰を不便にしました。

携帯電話が発明され、子供たちが犯罪に巻き込まれる不都合が生じました。

社会を発展させることが、自然環境を変えて大雨などの災害をもたらしています。

 

私たちは、気づかないうちに目の前の便利さに捉われ、不便さを見過ごしています。

以前こんなTVをみました。

若いお母さんが、こぼれにくいコップを発明しました。

コップのふたに細工がしてあり、レストランでもご家庭でもジュースなどをこぼす心配がありませんと便利さを強調していました。

はて?子どもの立場で考えた場合、これは便利な発明なのだろうか?

子どもは、コップを持っていても他に気をとられるとコップの中身をこぼします、こぼすことによって平衡感覚やこぼさないようにする術を学ぶのではないでしょうか。もちろん躾として身を持って体験することもできなくなります。

 

確かに、環境に合わせて変わらなければなりませんが、不都合や不便さが起こる事を忘れてはいけないと思います。

 

これからも社会は、変わっていくと思います。

社会福祉もさまざまな施設など物質面の充実がなされると思います。

しかしそれと共に、人のこころ・精神面も充実されなければなりません。

むしろ、様々な問題にはこころの変化の方が大切だと感じます。

 

人々に、こころのあり方を伝える場をつくっていくことが根本的な問題を解決していくことにつながると思います。

理事長 長谷川文徳

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